調査協力依頼が来ています。

内容をよくお読みいただき、会員各位のご協力のほど、よろしくお願いいたします。

「保険薬局における薬剤師による患者フォローアップの実態調査」へのご協⼒のお願い

 近年の薬剤師における対物業務から対⼈業務へのシフトの⼀環として、2019年の薬剤師法・薬機法の改正に伴い、「調剤した薬剤の適正な使⽤のため必要があると認める場合には、患者の当該薬剤の使⽤の状況を継続的かつ的確に把握するとともに、患者⼜は現にその看護に当たっている者に対し、必要な情報を提供し、及び必要な薬学的知⾒に基づく指導を⾏わなければならない」旨が新たに薬剤師法に規定されました。この法制化に伴って⽇本薬剤師会は、薬剤の交付を受けた患者に対して、次回来局時までのフォローアップに関する考え⽅を解説した「薬剤使⽤期間中の患者フォローアップの⼿引き」を策定しました。しかしながら本⼿引に患者例などは列記されているものの、実際にどのような場⾯でどのようにフォローアップを⾏うかは患者像や使⽤薬剤により様々であるとの表現に留まっています。このように、望ましいフォローアップのあり⽅は明確ではなく、また法制化直後ということもあり、継続的な患者フォローアップに関する実態調査は⾏われておりません。
 このたび、慶應義塾⼤学薬学部医薬品情報学講座と薬局団体連絡協議会の共同で、保険薬局における薬剤師による患者フォローアップの実態調査を実施することにいたしました。

 今回皆様にお願いするアンケートは、Google formを⽤いたアンケートです。通常は10-15分程度でご回答いただけます(⾃由記述を多くご回答いただく場合、回答時間はもう少し⻑くなる⾒込みです)。この調査による調査結果によって、これからの患者フォローアップの望ましい体系の構築基盤になること、および薬局の取り組みがより可視化されることが期待されます。
 【調査概要】をご覧いただき、もしご協⼒いただけるようであれば、Google form(https://forms.gle/6RVrMfU2QKp6Vc8cA)へのご回答をお願いいたします。ご回答の期限は2021年8⽉27⽇(⾦)とさせていただきます。ご協⼒のほどどうぞよろしくお願いいたします。

慶應義塾⼤学薬学部医薬品情報学講座 教授 堀⾥⼦(研究責任者)
⼀般社団法⼈次世代薬局研究会2025 代表理事 藤⽥ 道男
⼀般社団法⼈⽇本コミュニティファーマシー協会 代表理事 吉岡 ゆうこ
⼀般社団法⼈保険薬局経営者連合会 会⻑ ⼭村 真⼀
⼀般社団法⼈地域医療薬学研究会 代表理事 鈴⽊ 順⼦
問い合わせ先:慶應義塾⼤学薬学部医薬品情報学講座(担当 堀⾥⼦, ⽊崎速⼈)
(〒105-8512東京都港区芝公園1-5-30)
E-mail:keiodruginformatics@gmail.com 電話番号・FAX:03-5400-2799


【調査概要】
保険薬局における薬剤師による患者フォローアップの実態調査

  1. 調査の⽬的
    保険薬局における患者フォローアップの現状と現場の⽅が望ましいと考えるフォローアップのあり⽅を明らかにすることを⽬的とします。また患者フォローアップで患者の薬学的ケアに繋がった具体例を収集し、薬局の取り組みをより可視化していきます。
  2. 調査の⽅法
    薬局団体連絡協議会に所属する薬局団体を通じて、各団体の会員保険薬局の薬剤師に対し、アンケート調査を⾏います。ウェブフォームあるいは質問紙でのご回答が可能です。この調査に要する時間は15分程度です。
  3. 調査の対象者
    保険薬局の薬剤師
  4. 研究組織について
    この調査は、慶應義塾⼤学薬学部医薬品情報学講座と薬局団体連絡協議会が共同で、学術研究の⼀環として実施いたします。
  5. 予想される不利益について
    調査に関連する不利益としては、アンケート回答による時間的負担、アンケート回答時の通信費の経済的負担が想定されています。
  6. 調査への参加について
    この調査への参加は⾃由意思によるものです。参加をしない場合であっても、いかなる不利益も受けません。アンケートに回答し、送信した時点で研究への協⼒に同意したものとします。なお無記名式の調査のため、アンケート送信後に同意を撤回する場合、該当するアンケートを特定できないため回答データを除外できません。
  7. プライバシーの保護について
    本アンケート調査は無記名式で実施するため、回答には個⼈を特定可能な情報が含まれません。得られた情報は、本研究以外の⽬的では使⽤されません。また、調査の結果は卒業論⽂・学術論⽂・学会等で発表される可能性がありますが、その際も個⼈が特定できるような形では公表されません。この調査で収集された調査データは、その処理・保管・処分まで慶應義塾⼤学薬学部医薬品情報学講座内で厳重に取り扱われ、外部に漏れることはありません。
  8. 倫理的事項の遵守について
    この調査は慶應義塾⼤学薬学部「⼈を対象とする研究倫理委員会」で⼗分検討され、承認されております。(承認番号: 210708-3)
  9. 研究の資⾦源・利益相反について
    本研究の費⽤は慶應義塾⼤学薬学部医薬品情報学の講座費から⽀出されます。
    本研究に関して開⽰すべき利益相反はありません。
  10. 謝品について
    本研究参加に対する謝品等はありません。
  11. 調査に関する問い合わせ・質問について
    この調査についてご不明な点などがありましたら、下記の担当者までご連絡ください。

研究責任者:堀⾥⼦(ほりさとこ)
連絡先:慶應義塾⼤学薬学部医薬品情報学講座
(〒105-8512東京都港区芝公園1-5-30)
E-mail:keiodruginformatics@gmail.com
電話番号:03-5400-2799